榊原式スピード思考力

著者 :
  • 幻冬舎 (2008年12月1日発売)
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感想 : 67

竹中さんに対抗して出したのでしょうか(笑)

内容は今までの経験を基にしたものですが、やはり凄い世界を
経験してきた人の話は面白いと思います。

【内容】

(スピードある君子は豹変する)
たとえばジョージ・ソロスは為替の世界で有名ですが、
自分の判断でドンと投資しても、新しい情報が入って「間違えた」と思ったら、
すぐに戦略を切り替えます。
対応するスピードが圧倒的に速いから、この世界で成功し続けているわけです。

~君子というのは、常に自分が間違う可能性があるということをわかっている人のこと。豹変というのですから、変えるときはパッと鮮やかに、ただちに変更しなくてはならないのです。

(感性は別のネットワークで)
~人を説得するためにはどうしても論理に加え感性的なものも必要になってきます。
(自然だったり、絵画だったり、ワインだったり、鮨だったり、)、
~そういった感動体験を脳の中に実経験として記憶させていくことが、
感性を鍛える一つの方法ではないかと思っています。

(経験を横につなぐ)
もう一つといえば、あらゆる経験がクロスオーバーしますから、
異質な経験情報があればあるほど、
思いつける考え方のバリエーションは広がっていきます。

仕事のことしか知らないとか、会社と家を往復するような毎日を過ごしているというのではなく、
やはり異質な経験を多くもったほうが思考の豊かさは広がっていきます。
たとえば私の周囲を見ても、外国での仕事経験をもっていたり、
いろいろな業種を渡り歩いている人には発想の豊かな人が多いようです。

(世の中はわからないから面白い)
~高杉晋作の辞世の句は、「面白きこともなき世を面白く」というものです。
彼が生きたのも混迷の時代でしたが、そんな時代だからこそ、「面白い」ととらえて生きたことが、彼に本当に面白いことをさせる結果になった。
高杉の魅力の原点の一つはこれなのではないでしょうか。

(運動でも脳は活性化する)
論より証拠で、運動するようになってから、執筆する本の数が大量に増えています。
~全てが活性化して、生産性が高まっているのです。

外国のホテルに行っても、たいがいジムというのは24時間開いているもの。それだけ運動するということは、世界的には常識になっているのでしょう。

(書くことで頭を整理しよう)
書いていくことで自分の仕事における可能性や問題点などに気づき、
それによって思考を整理・発展させていくことができます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 勉強本
感想投稿日 : 2009年12月13日
読了日 : 2009年11月23日
本棚登録日 : 2009年11月23日

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