悟空と三蔵のたびがはじまる。八戒や悟浄を仲間に入れて旅が続くのは
おなじみのストーリー。
三蔵に出会ってからの悟空も、とびぬけて強いのは同じ。
このとびぬけて強い悟空も、危機に陥れないと、お話が成り立たない。
そこで登場するのが、弱いくせに言うことだけは立派(?)な三蔵で
彼が悟空のうまい具合に足かせになってくれる。
三蔵は相手が妖魔だろうと、人だろうと、とにかく相手を殺すのを嫌がるので、
自分を殺しに来た相手にすぐやられそうになる。
あげくのはてには、悟空が自分を助けようとしているのに、妖魔の罠にはまって、
悟空を信じず、悟空を破門してしまう、などなど。
ちょっとワンパターンにはまってきたかなあというところで、
お話はエンディングに向かって行く。
訳者のまとめかたが絶妙でとにかくおもしろかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年11月1日
- 読了日 : 2014年8月10日
- 本棚登録日 : 2014年11月1日
みんなの感想をみる