骨董通りには幽霊省という役所がある。ある日経費削減部に所属するビーストンは、幽霊省が全く仕事をしておらず、存続する意味はないと判断して、幽霊省を潰そうと画策する。幽霊省で仕事をしている(仕事らしい仕事はしていないが)4人とネコ一匹は、それを阻止しようと幽霊ハンターとして子ども2人を雇って、期限までに幽霊を捕まえてくるよう依頼するのだが・・・。
まず、アレックスシアラーさんの、幽霊とはどんなものか、また幽霊を捕獲するにはどうするべきか、などのめちゃめちゃインチキくさい描写が細かくて、ユニークだと思った。考えるの楽しいだろうな。
また、幽霊の正体については最初からなんとなくそうかなと思っていたのが当たったけど、児童書だからやっぱり分かりやすかったと思う。
あと、『青空の向こう』もそうだけど、死というものは人生の単なる通過点のように思えてくる。死んだあとに叶えられる夢があってもいいじゃない。死んだらなくなるって誰が決めたの?って言われているよう。死んだあとの話はシアラーさんの小説以外にあまり読まないので、毎回考え方が新鮮に感じる。
ビーストンと幽霊についての話はなんとも爽快。
え・・・最後、牧師さん・・・?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
高学年向け
- 感想投稿日 : 2022年10月8日
- 読了日 : 2022年10月8日
- 本棚登録日 : 2022年10月8日
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