ささらさやシリーズでも3作目はとんでもない展開になってしまったが、本作も同様、ほとんど別物語で後半は主人公までが交代してしまっている。どうやら駒子の恋も成就しそうで、後半の物語を合わせると2つの恋の物語だったような気もするし、すっかり叙述トリックに騙されたミステリーであったとも思われる。ほぼハッピーエンドに閉じてしまっているので、このシリーズもこれでおしまいかと思われるが、米澤穂信の氷菓シリーズのようになるポテンシャルがあるだけにちょっと恋の成就が早すたのではと残念に思う。
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- 感想投稿日 : 2016年12月1日
- 読了日 : 2016年12月1日
- 本棚登録日 : 2016年12月1日
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