2014年に読んだ本の中で一番の当たりだったかもしれません。
著者の問題意識は、本のタイトル通り「凡人でもエリートに勝てるためには、どうするか?」だと思いましたが、
私が感じたものは、「よりより自分をプロデュースするためには、どうするか?」です。
特に印象に残った点は2つあります。
'1理想の日を書かせる。そして、チェックさせる
'2本当に必要な「スキル」を考えさせる。
以上2点は、実際に著者が静岡聖光学院ラグビー部の部員達に指導していることです。
'1は、実際に続けるのが非常に難しいことです。明日の予定を書く、考えるのは、仕事をしている
人にとっては、当たり前かもしれませんが、「理想の一日を記す」のは、大変ハードルの高いこと
です。
'2は私もそうなのですが、スキルに関して、大いなる「誤解」をしているのではないかと。。。
つまり、今自分が得ようとしているスキルは、果たして、成果に結びつくのだろうか?
という素朴な疑問です。自分の今までの「スキル獲得の歴史」を振り返ってみても、
殆どが、特に何も身につかないままに、終わっていたのではないかと思いました。
著者の本を読んで、著者が一番言いたいことは、エリートと互角に渡り合える方法ではなく、
結局の所、「己をよく知るには、どうすればいいか?」この1点だけなのではないかと思います。
非常に面白い切り口で、その方法論を語られています。一読する価値は、大いにあると思います。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月6日
- 読了日 : 2017年6月6日
- 本棚登録日 : 2017年6月6日
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