シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精王 (角川ビーンズ文庫)
- KADOKAWA/角川書店 (2014年8月30日発売)
本棚登録 : 267人
感想 : 27件
終わっちゃいましたね。
ハイランド王国じゅうの砂糖菓子職人たちが総力を結して作り上げた砂糖菓子は
王都の下町を台座にした壮大な作品で、
そんな大きな砂糖菓子が、幸運を運んでこないはずはない。
そのことをすっかり失念し、人間への憎悪を募らせ狂気をはらんだラファルと人間の軍が対峙する場面は、ハラハラしっぱなしでした。
シャルがうまくまとめるのかと思いきや、エリルがねぇ・・・
自覚が育ってくれてなにより、というべきか。
妖精と人間の決裂を防げてなにより、よね。
格差や偏見がなくなるには、まだまだ時間がかかりそうだけれど、そこをこのお話が語らないことで、実感が伴う気がします。
シャルがラファルと共に姿を消して1年の間が気になるわー。
と言ってたら、この後に刊行された短編集に掲載されていました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年10月27日
- 読了日 : 2022年10月27日
- 本棚登録日 : 2022年9月25日
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