サマーウォーズ (角川文庫 い 67-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年7月25日発売)
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先日、コミカライズされたサマーウォーズを読み、映画から受けた爽快さの記憶が蘇った。
ノベライズも出ていることを知って(内容や結末はもちろん知っているけれど)活字の虫としては「これは読まねば!」となるわけである。
さて本書。
あらすじも結末も映画を忠実になぞってはいるものの、 視覚では表現しきれない各々の行動理念や背景といったものにもスポットライトをあてている結果、映像で見るより自然にキャラクターの行動に共感を持ちやすくなる。
この理解の上で改めて映像を観る機会を得られるなら、映画のほうももっと楽しめると思う。
登場人物も一族だけで27人。名前も結び付きの強さを表すように兄弟同士は同じ字を一文字ずつ与えられているため、区別がつきにくい、かも。
映画と一緒に楽しむことをオススメする一冊だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2012年6月3日
読了日 : 2012年6月3日
本棚登録日 : 2012年6月3日

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コメント 2件

まろんさんのコメント
2012/06/03

私も、映画→ノベライズ→もう一回映画をDVDで、の順に観たり読んだりしました!

映画は、私よりかなり若い子たちでも
「OZ関連のことがよくわからなくて、ついていけない~」
と言ってる子がけっこういたので
(そこで、ちょっぴり「若い子に勝った♪」と思ってしまうところに年齢を感じる今日この頃)、
本で読んだ方が、OZのシステムとか、現実世界との関わりとか、
理解しやすいかもしれませんね。

映画のパンフレットでは、一族のアバターのイラストが
ひとりずつ紹介されていて、それを眺めるのも楽しいです♪

永遠ニ馨ルさんのコメント
2012/06/04

ここにも私と同じ楽しみ方をされている方が♪
サマーウォーズ、アニメと侮るなかれ、ですね!

私が映画(DVD)を観たのも2年ぐらい前のことなのでもう一度近いうちに借りてきたいなぁ、って思っています。
かくいう私は花札を良くしらないので、DVDを借りてきたら、「五光」などの役がどういうことなのか、しっかり勉強してみようと思います(笑)

そういえば、映画の公式サイトにも一族の家系図とそれに対応したアバター家系図があったような。

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