伯爵と妖精 花嫁修業は薔薇迷宮で (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社 (2007年6月1日発売)
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本棚登録 : 592
感想 : 43
5

エドガーのプロポーズを受け入れたリディアだが、身分の差を思うと、早くもマリッジブルー。
対してエドガーは、リディアが社交界で傷つかなくていいように、と最善を尽くす──。
エドガーのそんな思惑から、今回の花嫁修業が始まるわけだけれど、ボタンを掛け違えたように不運なアクシデントが重なって、リディアはなぜか小間使い扱いに。
”令嬢”という肩書(自覚?)がなく、上流階級に対して肩身の狭いリディアは「これも花嫁修業の一環かもしれない」と甘んじて受け入れちゃうし、鞭で打たれた手も辛いことも、強がってエドガーに隠しちゃうし。
リディアが健気で、「もうそこまでガンバらなくていいじゃない、エドガーになんとかしてもらいなよ~!」とお姉さんは物語の外で悶々してしまったじゃないか。

オートレッド夫人の正体(逆かな?)には、結構早々に気づいちゃった。
でも、今巻は、プリンスもユリウスも出てこず、
リディアとエドガーの絆が深まったスピンオフっぽいところが◎

エドガーがリディアを、立場を振りかざすでもなく、「一人の男」として全力で守ろうとしている姿に、胸がじーんとした♡
女の子はいくつになっても、守ってくれるひとに憧れちゃうんだっ!(*`・ω・´*)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年10月19日
読了日 : 2013年10月19日
本棚登録日 : 2013年10月18日

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