寒雷ノ坂─ 居眠り磐音江戸双紙 2 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社 (2002年7月9日発売)
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本棚登録 : 827
感想 : 67
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前巻がなかなか面白かったので、引き続き全部読むことにしました。

なんとなくわたしも磐音と同じく、あの悲劇は「終わったこと」と思っていたのですが(わたしはともかく、磐音は当事者としてそう思わないと居た堪れないのだろうなぁと推測する)まだ、何一つ終わっていないんですね。
でないと、この後50巻も数を重ねるのは難しいか……と若干ネタバレされたような気持ちになりそうなのですが、それはそれ。読ませるだけの筆力と物語の構成力で弾き飛ばしてくれそうです。

今回は、1巻と違い、ラスボスの影をちらつかせながらも、日々の生計のために磐音が携わる用心棒家業の連作短編集となっています。そういうところはますますTVドラマっぽくなってる。1巻=特別ドラマでの評価を踏まえて連続ドラマになった、みたいな。

バッサバッサと悪を斬る磐音ですが、おっとりとした雰囲気を保ち続けてくれていることが幸いです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年5月27日
読了日 : 2019年5月27日
本棚登録日 : 2019年5月22日

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