よう子ちゃん、雅之さんの情愛の深さ、太郎ちゃんの子供のままの激しく深い愛情に何度も読む手を止めて感慨に浸りました。
語り手が変わるごとに登場人物の思いの深さがさらに加わり、ページを戻ります。
最後のフミ子さんの事実に腑に落ちます。
「日本人が希薄になった」は作者の感でもあるのでしょう。
作者のあとがきで現代に戻ってきますが、しばらく余韻が抜けませんでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2010年1月16日
- 読了日 : 2010年1月16日
- 本棚登録日 : 2010年1月16日
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