絶対に挫折しない日本史 (新潮新書)

著者 :
  • 新潮社 (2020年9月17日発売)
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感想 : 98
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流れをつかむ、暗記でない日本史……待ってました! 
古代(まとまる)⇒中世(崩壊する)→近代(再度まとまる)

おお~。なんと大雑把な。大雑把だからこそ、秀逸。素晴らしき鳥の目。

少し前に、経済や家計の側面から歴史を見ていく専門書が流行りました。社会学者が語る歴史も、また違う面からのアプローチで面白かったです。

「太平洋戦争の敗戦で植民地を取り上げられた日本は、負担なく経済成長を遂げられた」と書かれていました。なるほど、別の見方をするとその通りで、とても重要な視点だと思いました。

また違う複数のジャンルの専門家による、それぞれの立場からの日本史を論じたものを、いくつか読み重ねてみたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 余暇にちょっと……
感想投稿日 : 2021年10月18日
読了日 : 2021年8月13日
本棚登録日 : 2021年10月18日

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コメント 3件

midographさんのコメント
2021/12/25

私も、植民地を取り上げられたからこそ日本は経済成長を遂げたという部分になるほどねーー!と思いました!

家計の側面から歴史を見ていく専門書、読んでみたいです。本のタイトルお分かりですか?

koke0824さんのコメント
2021/12/25

midographさん

コメントありがとうございました。

『武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書) 』(磯田 道史 著)です。
その後、同じ著者が第2段、第3段を出されていたかと思います。
お気に召されると良いですが。調べてみて下さい!

midographさんのコメント
2021/12/25

読んでみます!ありがとうございます。

「江戸の家計簿」もかなり面白かったので、よかったらぜひ~

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