手元に置いて、何度も読み返したい本です。
装丁は、一見すると教科書のようですが、文章が固くないのでとても読みやすいです。
内容は、しっかりとした金融の教科書です。
金融の基本を押さえたい方にも向いていますし、さらに実践的な内容を求めている方にも、お勧めできます。
なぜ、いまこうなっているのか、と疑問を呈して説明をするから、読者は引きこまれていきます。
構成もユニークで、一般的な金融の総論より興味をそそると思います。冒頭に金融の世界史から入ります。債券の章は、説明が具体的で丁寧で、債券についてこれほど分かりやすい説明を見たことがないと言い切れるほどです。
理論と実務上の事実を、読者が結び付けて理解できるような記述になっているから読みやすいのだろうと感じました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
金融
- 感想投稿日 : 2020年5月30日
- 読了日 : 2020年5月14日
- 本棚登録日 : 2020年5月30日
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