飛蝗の農場 (創元推理文庫 M ト 5-1)

  • 東京創元社 (2002年3月1日発売)
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本棚登録 : 208
感想 : 23
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このミス海外編2003年版1位。サイコロジカルスリラーと解説には書いてあったけど、あんまロジカルな感じしない。パラグラフ毎に場所や時代があっちこっちに飛ぶのでとても読みにくいし理解しずらい。あと、全体的に風景描写とかが長くて、たぶん伏線でもないところ(と思うけど)でやたら描写が詳細になったりして、前に進まず読み飛ばしたいとこが多々あった。そんなこんなで四苦八苦しながら読み進めると中盤以降で大体全体の設定が見えてきて面白くなって来るのだけど、トリックとしては忌み嫌われる双子であったり多重人格の気配がしてきたりしてなんだかなってなってくる。それでも先が読めない展開と結構主役っぽい人たちには感情移入できたりして面白いのだけど、最後に何が起こったのか自分には全く理解できなかった。登場人物の生死や最後に出てきた人、タイトルのバッタが何か重要な意味を持つのかとか。なんかできそこないの小説としか思えないんですけど。解説の人も全然結末のこと解説してないし。今から他の人のレビュー読んで勉強します。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年12月9日
読了日 : 2018年12月9日
本棚登録日 : 2018年11月9日

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