ずっと昔に朝日新聞のコラムにたしか島田雅彦というひとのエッセイがあって、それは、ぐぐっと惹かれる魅力的な文章だったような気がします。この島田雅彦さんが果たしてその当人なのか否かはわかりません。ワタシの記憶違いなのかも知れません。
筒井康隆さんを小ぶりにしたようなナンセンス作品たちですが、なんだか爆発力がなく、自己完結的なしおれたガーベラみたいな様子でした。ちょっとガッカリでした。ただ、「ある解剖学者の話」では、直前に読み終えた遠藤周作さんの「海と毒薬」という作品が頭に浮かんで、少し気味悪かったです。
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- 感想投稿日 : 2016年3月16日
- 読了日 : 2016年3月16日
- 本棚登録日 : 2016年3月16日
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