牛追いの冬 (岩波少年文庫 135)

  • 岩波書店 (2006年2月16日発売)
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感想 : 14

この間の『小さい牛追い』の続き!

本好きの長男オーラとお店の人とのやりとり、
みんな大好きシラカバ・ラルス、
学校に行くようになった小さい妹たち、
公正で優しい先生…

意地悪を言われたマルタをインゲリドが助けるシーンが
最高だ。

オーラと弟エイナールは自分が仕事で稼いだお金で
皆のクリスマスプレゼントを買おうと計画する、
頼もしいなあ!

向かいの農場に遊びに来た、ヘンリー、
この子が私が嫌いなタイプのいたずらっ子で、
出てくると本当に頭が痛くなるんだけれど!
(感情移入しすぎ)、
「この子、早く、自分の家に帰らないかな…」と思いながら、読む。

重い病気になったことで暴君と化したマルタ。
(お父さんがお人形のお洋服を…!)

『大草原の小さな家』の男の子版と言う感じ、
いたずらなんかも度が過ぎて命が危ないことも多々あるけれど、
逞しいお父さん、優しいお母さんが
しっかり見守っているから安心よ。

小さなヨン、ヨンのご両親も面白い。

何度でも、読むんだ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波少年文庫
感想投稿日 : 2015年10月5日
読了日 : 2015年10月5日
本棚登録日 : 2015年10月5日

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