暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)

著者 :
  • 太田出版 (2015年3月7日発売)
4.25
  • (236)
  • (180)
  • (62)
  • (15)
  • (7)
本棚登録 : 3702
感想 : 242
4

暇つぶしかどうかってのは、心動かすものに出会おうとする姿勢があるかどうかだろ、って思いながら読み進めていった。意外と同じ考えでちょっと嬉しい。記号や観念の受け取りである消費と、浪費の違いはハッとさせられる人も多いのでは。「広告は消費によって『個性的』になることを求める」っていうボードリヤールのパンチライン。個性的になりたい!と思って人と違うことをしようとする自分そのものやん!たしかに際限ないと思ってたけど!もともと個性があるんだから自分の色付けとして何かと向き合うのをやめてみる!心動かすものを受け取る気持ちだけ持って生きていくよ、うん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月2日
読了日 : 2022年2月2日
本棚登録日 : 2022年2月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする