表題作は(解説中にもあるように)島の描写が多く、個人的には終盤に探偵役が出てきてからの方が好み。淡々とした推理に、楽園から現実へと一気に引き戻される。ラストも衝撃。
一方で「石榴」は終始大好物な展開。二転三転しておいて、最後はサクッと。突き放されたかのような読後感に浸るのもまた楽しい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
角川文庫
- 感想投稿日 : 2022年6月16日
- 読了日 : 2022年6月15日
- 本棚登録日 : 2022年6月16日
みんなの感想をみる