15年戦争の拡大、そして真珠湾の決断に際して昭和天皇の果たした役割、軍事情報に通じ、日本国民の悲惨な生活を知り尽くしていた大元帥としての天皇。そして内省なき後世。それが結局日本そのものの戦争に対する責任の希薄化に繋がった?驚くべき真実を明かしたとも言うべき内容ですが、もしかするとマッカーサーの時代に昭和天皇の戦争責任を否定するための努力が浸透して故の現在の常識なのか、それとも本当に平和を愛するお飾りの天皇だったのか、将来文献が公開され真実が明らかになる日が何時か来ることを期待したいです。それにしても木戸幸一日記、杉山(元)メモなど、結構書いてくれている人はいるのでですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2013年8月24日
- 読了日 : 2003年4月19日
- 本棚登録日 : 2013年8月24日
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