キリスト教について初歩から書いている本ですが、大変詳しくカトリック、ギリシャ正教、プロテスタントの違いが書いてあったり、天使と悪魔、カトリックの聖者信仰の仏教との共通性など、著者の見る眼が興味深いです。キリスト教に対して変に理解がある内容もあると思うと、逆にイエス・キリストをただの男として冒涜とも思われるような表現も出てきたり、著者の立場の融通無碍さを感じ、やや憤りを覚えました。しかし、キリスト教とユダヤ・イスラム教の違い、何故クリスチャンにとってはキリストがこれほど大きな心理への影響があるのかなど、信者の心理についての分析は面白かったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
キリスト教
- 感想投稿日 : 2013年8月24日
- 読了日 : 2003年2月6日
- 本棚登録日 : 2013年8月24日
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