みずほの発表に至る3人の頭取と幹部たちの忙しい活動。そしてそれをかぎつけたNHKなどのマスコミとの駆け引き。安田信託救済、山一破綻、総会屋事件、尾上縫事件・・・それぞれ脛に傷をもった3行の頭取の合併への熱い想いが伝わり、成功を願ってしまう、高杉のいつもながらの青春を感じさせる本でした。ややお目出度いのもいつもの通りですが、当社の合併とも重ね合わせ楽しく読みました。それにしても、著者の近作は「広報室沈黙す」のような、華(ヒロイン)が登場しなくなってきたのは残念です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス小説
- 感想投稿日 : 2013年8月26日
- 読了日 : 2001年4月27日
- 本棚登録日 : 2013年8月26日
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