悩める日本共産党員のための人生相談

著者 :
  • 新潮社 (2008年11月1日発売)
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本棚登録 : 35
感想 : 4

2005年にセクハラ疑惑で離党した元幹部ですが、共産党員の悩みを相談するというスタンスで間接的に共産党の問題点、特に赤旗拡販・配達の負担、党費負担、全選挙区立候補が党員の経済的負担に繋がっていることの指摘、また政党助成金を拒否、都心一等地の80億円で建設した本部ビルにテナントを入れないなどの痩せ我慢をやんわりと批判指摘しているところが、原則に縛られて身動きが取れないこの党の実情を明らかにして面白いです。党員の高齢化など、公明党との比較も考えてみればその通りです。最近まで幹部だった人がこのようなことを書いているというのは、きっと現在の幹部も同じような気持ちを持っているのでしょうね。しかし、こういう内幕を直ぐに書く著者の人間性は正直言って信頼できません。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治
感想投稿日 : 2013年8月17日
読了日 : 2009年7月3日
本棚登録日 : 2013年8月17日

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