平成天皇の若い日に家庭教師を務めたという小泉氏。慶応では福沢諭吉と並ぶ存在の人なのだ。戦中に塾長職にあり、軍国主義的な学生への鼓舞の挨拶をしていただめに一部では抵抗もあったというが…。反マルクス主義を主張し続けた信念は分かるが、関東大震災の社会主義者迫害の際には、「気の毒ながら全くの冤罪、誤解とは言い兼ねる」の言葉は受け入れ兼ねる!!オールドリベラリストとして丸山眞男などとは対極の存在だった。この人が晩年孫の死をきっかけにクリスチャンになっていたことは意外であった。
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カテゴリ:
自伝・伝記
- 感想投稿日 : 2018年12月10日
- 読了日 : 2018年12月9日
- 本棚登録日 : 2018年12月3日
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