カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。
感想
読みやすい山岳小説である。臨場感が素晴らしい。そこにエベレストがあるようで、自分も羽生、深町と一緒に登っているようである。今でこそエベレストを登ったとしてもあまり話題にならないが、数々の登山家が死んでいるとてつもない山である。エベレストの映像もいろいろ見てきたのでだいたいの想像はつく。
ビデオも借りて見る。なかなかの迫力で、本の心情を乗せて見るともう一度本の情景が浮かんでくる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年11月10日
- 読了日 : 2016年11月10日
- 本棚登録日 : 2016年11月10日
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