後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社 (2018年12月18日発売)
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本棚登録 : 2543
感想 : 176
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夜伽をしない特別な烏妃・寿雪を主人公にした連作短編集。

侍女は置かず、婢女もひとりのみで生きよ。
先代にきつく言われていながら、次第に集まってくる人々を拒絶しきれない寿雪。

慕われることに慣れない、不器用な寿雪と周りの関係性が、ほほえましかった。

寿雪と高峻の、ぎこちないながらも相手を思いやるようになっていく姿にも、ほっこり。

烏妃にすがってまで叶えたい人々の思いには、今回もぐっとくる。

程よいファンタジー具合。

烏妃とは?
烏漣娘娘とは?
という謎は、思いのほか奥が深く、まだまだ続きがありそうな終わり方。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2020年7月20日
読了日 : 2020年7月20日
本棚登録日 : 2020年7月20日

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