上流階級 富久丸百貨店外商部 (4) (小学館文庫 た 35-4)

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  • 小学館 (2022年12月6日発売)
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正式に合併した、富久丸百貨店と菊池屋。
静緒の新たな上司は、日本橋菊池屋からやってきた〈Kの美魔女〉で……。

静緒も昇進し、部下を持つ、チーフ兼営業三課チーム長に。
新人に気を配り、育てながらの仕事となり、自分のお客様のことだけを考えていればよかった時とは、状況が変わっていく。

上流階級のお客様とのやりとりや、華やかな商品がばんばん登場する場面もあるが、合併や中間管理職としての悩みという、社内問題にシフトした感じ。

全国外商のトップ10入りした実績から、周りの協力が得られやすくなったのも、成長のひとつ。
大型アイディアがスムーズに実現していく。

外様新人としての一匹狼の奮闘から、中間管理職としての悲哀になったり。
最後に、新たなステップアップが見えたり。

単に外商のお仕事を紹介するだけではなく、主人公がキャリアアップし、変化していく、お仕事小説。

シリーズ第4作。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: お仕事小説
感想投稿日 : 2023年2月21日
読了日 : 2023年2月21日
本棚登録日 : 2023年2月21日

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