青ノ果テ :花巻農芸高校地学部の夏 (新潮文庫 い 123-2 nex)

著者 :
  • 新潮社 (2020年1月27日発売)
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幼なじみの七夏が、忽然と姿を消した。
歯車が狂い始めたのは、東京から深澤が転校してきてからだった。

岩手県立花巻農業高等学校をモデルにした架空の高校が舞台の、青春ミステリ。

宮沢賢治や地学の蘊蓄が中心。
やり取りがわかりやすく、宮沢賢治に詳しくなくても、充分楽しめる。

キャンプ、天体観測、登山。
夏ならではのフィールドワーク。

自分を持っていて、懐も深い、3年生の三井寺がよかった。
2年生がざらざらする人間関係な中、ほっと一息つける存在。

最後はじーんときた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学園もの/青春小説
感想投稿日 : 2020年7月29日
読了日 : 2020年7月29日
本棚登録日 : 2020年6月21日

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