幼なじみの七夏が、忽然と姿を消した。
歯車が狂い始めたのは、東京から深澤が転校してきてからだった。
岩手県立花巻農業高等学校をモデルにした架空の高校が舞台の、青春ミステリ。
宮沢賢治や地学の蘊蓄が中心。
やり取りがわかりやすく、宮沢賢治に詳しくなくても、充分楽しめる。
キャンプ、天体観測、登山。
夏ならではのフィールドワーク。
自分を持っていて、懐も深い、3年生の三井寺がよかった。
2年生がざらざらする人間関係な中、ほっと一息つける存在。
最後はじーんときた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
学園もの/青春小説
- 感想投稿日 : 2020年7月29日
- 読了日 : 2020年7月29日
- 本棚登録日 : 2020年6月21日
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