火桜が根 - 幕末女志士 多勢子

著者 :
  • 中央公論新社 (2014年9月24日発売)
4.11
  • (3)
  • (4)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 3
3

帝の手に政を取り戻す。
勤皇精神に生きた女性を描く。
主人公が、田舎の年配の女性で驚く。
しかし、彼女だからこそできる戦い方を見つけ、幕末の混乱期を生き抜く姿は、痛快。
平田派や長州側を読むのは珍しく、いろいろ新鮮。
血なまぐさい歩みの中、多勢子と若き志士の信頼関係がすがすがしい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 古典/時代小説/歴史小説
感想投稿日 : 2016年9月19日
読了日 : 2016年9月19日
本棚登録日 : 2016年7月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする