女性解放論者でレズビアンの活動家が、何者かに脅迫された。
護衛を引き受けたスペンサーだが、彼女にクビにされてしまう。
スペンサーシリーズ第6弾。
レイチェル・ウォレスに対して、あからさまに差別と偏見がぶつけられるあたりに、時代を感じる。
スペンサーの騎士道的精神、男性誇示的な言動と、真逆の立場のウォレス。
主人公の考えに周りを屈服させる展開ではなく、ウォレスに対して、スペンサーがひとりの人間として向きあったところが、よかった。
時に自身が反省したり、ウォレスも考え直したり、対等な人間としてのやり取りがいい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ハードボイルド
- 感想投稿日 : 2020年4月18日
- 読了日 : 2020年4月18日
- 本棚登録日 : 2020年4月18日
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