レイチェル・ウォレスを捜せ (ハヤカワ・ミステリ文庫 110-5 スペンサー・シリーズ)

  • 早川書房 (1988年3月1日発売)
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本棚登録 : 199
感想 : 18
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女性解放論者でレズビアンの活動家が、何者かに脅迫された。
護衛を引き受けたスペンサーだが、彼女にクビにされてしまう。

スペンサーシリーズ第6弾。

レイチェル・ウォレスに対して、あからさまに差別と偏見がぶつけられるあたりに、時代を感じる。

スペンサーの騎士道的精神、男性誇示的な言動と、真逆の立場のウォレス。

主人公の考えに周りを屈服させる展開ではなく、ウォレスに対して、スペンサーがひとりの人間として向きあったところが、よかった。

時に自身が反省したり、ウォレスも考え直したり、対等な人間としてのやり取りがいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ハードボイルド
感想投稿日 : 2020年4月18日
読了日 : 2020年4月18日
本棚登録日 : 2020年4月18日

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