市長直属の甦り課と、Iターン支援プロジェクトの顛末を描く、連作短編集。
タイトルといい、ラスト1行といい、ミステリ好きがにやりとする作品。
Iターン企画でやってくる、さまざまな人間たち。
そこで巻き起こるトラブルは、まさに社会の縮図で、「あるある」とおもうものばかり。
公務員らしからぬ軽さの新人・観山と、やる気に欠ける課長の西野。
いきおい、万願寺が孤軍奮闘するはめに。
全編を通して、公務員の悲哀とブラックユーモアがただよう。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年10月16日
- 読了日 : 2019年10月16日
- 本棚登録日 : 2019年10月16日
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