楽園の烏

著者 :
  • 文藝春秋 (2020年9月3日発売)
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本棚登録 : 1589
感想 : 157
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八咫烏シリーズ第2部スタート。

作中の時がかなり経っていることに、まず驚き。
外伝で若かりし姿を読んだ後だけに、いい年になった面々に、ギャップがある。

第2部までの間に、山内で何があったのか?
今回触れられなかった、第1部の八咫烏たちはどうなったのか?
なぜこんなにも不穏な空気なのか?

気になることもおおく、すっきりしないけれど、それらは今後明かされるのかも。

異世界にぜんぜん動じなくて、普段は軽い感じだけれど、きちんとした芯がある。
土地の権利を得た、安原はじめのキャラクターがよかった。

はじめに付き添う頼斗は、真逆のタイプ。
視点の違うふたりのやり取りの変化も、おもしろかったです。

大人の異世界ファンタジー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2020年9月27日
読了日 : 2020年9月27日
本棚登録日 : 2020年8月25日

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