アウシュビッツを生き残り、アメリカで大統領顧問を務めた男が、ドイツで射殺された。
司法解剖により、ユダヤ人のはずが、ナチスの武装親衛隊員だったと判明する。
オリヴァー&ピアシリーズ第3作。
ナチスとユダヤ人の問題がテーマになるあたり、ドイツらしい。
後半、人物関係が複雑になって、やや読むスピードが落ちる。
冒頭の家系図と登場人物一覧を、何度も見返す。
最初から、好感をもてる事件関係者がおらず、読んでいてむかむかする事件だった。
犯行の悪質さ、身勝手さに、ぞっとする。
最後に少しだけ救いがある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
警察/検察小説
- 感想投稿日 : 2020年7月2日
- 読了日 : 2020年7月2日
- 本棚登録日 : 2019年9月4日
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