北朝鮮――変貌を続ける独裁国家 (中公新書 2216)

著者 :
  • 中央公論新社 (2013年5月24日発売)
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感想 : 10
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 拉致問題が焦点をあつめてから日本における「北朝鮮」のイメージはとにかく最悪である。
 マスコミで流される情報のほとんどがマイナス情報といえるような現在、本書は、北朝鮮の歴史と、その社会思想を冷静に分析・紹介しているが、あまり新しい知見はみあたらないように思えた。
 「金正日の先軍政治」「金正恩体制の核とミサイル」にしても経緯を詳細に紹介してはいるが、内部に踏み込んだ考察は不透明さが目立つ。
 確かに、外部からは理解しにくい国ではあるが、「北朝鮮研究」書としての新書ならばもう少し踏み込んだ本を期待したいものだと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年8月19日
読了日 : 2013年8月19日
本棚登録日 : 2013年8月19日

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