ドラゴンボールのマンガ学

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  • 彩流社 (2011年7月25日発売)
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感想 : 4
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 マンガといえば「鉄腕アトム」や「鉄人28号」をリアルタイムに読んでいたが、時期は1950年代後半だったように思える。
 その後の「あしたのジョー」は1960年代だったろうか。マンガには、文字文化とはまた違った楽しみがある。
 その時代時代の新しいマンガにはできるだけ目を通してはいたが、最近はよく理解できないマンガが増えてきたように思える。
 これは、時代が進んだのか、それとも私の感性が摩滅したためなのか、どちらかなのだろう。
 「ドラゴンボール」は、そのような旧人でもよく理解できる少年マンガらしいマンガであると思っていたが、本書は専門的にその内容をマジメに解析している。
 なるほど、マンガの構造を分析すればこうなるのかと感心しつつも、読んでもあまり面白くはない。
 やはりマンガは「分析」するものではなく、「読む」ものなのだと思った。 本書を読んでの成果は、また「ドラゴンボール」を全巻読みたくなったことだけかもしれない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年11月24日
読了日 : 2012年11月24日
本棚登録日 : 2012年11月24日

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