「首のコリ」理論を提唱されている「松井 孝嘉」先生の書籍です。
■ 購入対象者
・自律神経失調症と診断を受けた方
・不定愁訴に悩まれている方
・しつこい肩こり・頭痛に悩んでいる方
■ 内容
その中々治らない症状の原因は「首のコリ」にあるかもしれません!
・「病院では異常なし」と診断された
・「更年期障害」と言われた
・「頭痛なのに、心療内科に回された」
・「肩こり治療の効果が全く出てこない」
このように、症状がはっきりしているのに何故か病院では異常なしと診断される。
「ストレスが原因」と言われ、心療内科での治療を薦められる。
このような状況で悩んでいる患者さん向けの書籍です。
所謂、「心の問題と判断する前に、首の問題として考えて見ましょう」という内容になっています。
首周辺の筋肉がカチコチに固まる事によって、脳へのパイプが遮断され、血液供給が十分に行われず、
結果的に酸素や栄養分が不足、果ては静脈・リンパ経由での老廃物の回収までが行われなくなり、更に筋肉は疲労を蓄積し、機能不全に陥る。
この堂々巡りの結果として、脳神経系の異常や、頭痛、慢性疲労、酷い肩こりなどの諸症状が引き起こされるという理論です。
理論はとてもシンプルで、多くの手技療法の現場では既に提唱されている理論なのですが、遂に脳神経外科の先生による厳密な臨床データの整理、理論構築がなされたといった感じです。
ただ、少し気になる点があり、
1.他の書籍と内容が殆ど同じ
2.全ては「首のこりが原因」という風に感じる。
3.他の方法を少し否定しすぎ?な印象を受ける。
といった部分があります。
(同)腰痛治療ナビ
- 感想投稿日 : 2010年9月21日
- 読了日 : 2010年9月21日
- 本棚登録日 : 2010年9月21日
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