金城一紀さん。はじめて読む作家さんです。『GO』や『フライダディフライ』など、映画化された作品も多いみたいですね。
『映画篇』というタイトル通り、映画にまつわる五つの物語を収録しています。物語のテーマは、「友情」だったり「復讐」だったりと様々ではありますが、どの作品も「映画が人に与える力」や「映画への愛」を描いていて、素晴らしかったです。また、物語同士が少しずつ関わり合う仕掛けになっていたのも面白かったですね。
物語の中に出てくる映画のいくつかは、実際に見てみたくなりました。映画好きの人もそうでない人も、十分に楽しむことができる作品になっていると思います。金城さんの作品、好きになりそうな予感。他の小説も読んでいきたいと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年4月3日
- 読了日 : 2013年4月3日
- 本棚登録日 : 2013年3月17日
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