この本は”口ぐせひとつでキミは変わる”と似ている内容の本です。著者は違いますが、”口ぐせ”で書かれている内容をより詳しく体系化した本と考えていいと思います。ただ著者である苫米地さんの本はきき慣れない言葉がよく出てきて、最初に読むと???となってしまうことがあると思います(私がそうでした)。そういう時は、何回も繰り返し読んでいただくか、同じ著者の本を読むか、関連書籍(ここでは”口ぐせ”の本)を読むことで知識を落とし込んでいけると思います。
この本の中では、なぜ夢(ゴール)が達成できないかについても書かれていますので簡単に説明します。
自宅にいる時と、500人の前で講演をする時では、自宅にいる時の方が居心地がいいと感じて、講演の方はドキドキ緊張して、居心地が悪く感じるはずです。
次に”自宅”と”講演”を”現状”と”夢”に置き換えて考えます。現状は居心地がいい状態で、夢は居心地が悪い状態です。現状から夢に向かっていくと段々と居心地の悪い状態になります。そうすると脳の中では「このまま居心地が悪い状態にいるのは危険だ、現状に戻るんだ」と、指令が出され、そして現状に戻されてしまいます。例えるなら、ダイエットが途中までうまくいっている時にご褒美で甘いものを食べてリバウンドするみたいな感じでしょうか。
この本には現状に戻ろうとするシステム(ホメオスタシス)をうまく欺き、利用する方法が書かれています。それをアファメーションといいます。そして、アファメーションに重要なのが「言葉」というわけです。
実は私は以前アファメーションをやっていましたがやめていました。辞めた理由はとても怖くなったからです。見事にホメオスタシスにやられていました。なのでこの本する紹介を機会にもう一度やってみようと思います。
- 感想投稿日 : 2017年1月27日
- 本棚登録日 : 2016年11月10日
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