闘う君の唄を (朝日文庫)

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2018年8月7日発売)
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本棚登録 : 1018
感想 : 87
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埼玉県の片田舎、神室町に幼稚園教諭として赴任してきた喜多嶋凛がモンスターペアレンツ相手に奮闘するお仕事小説!ん?中山七里さんがお仕事小説?珍しくない?と思いきや…違った!全然違った!
中盤突然のどんでん返し!お仕事小説がミステリーに一変した!
モンスターペアレンツと闘いながらも子供達とのやり取りにほのぼのな様相が一瞬にしてダークなものに変わっていく。
ん?これはミステリー?…ならどーして前半のお仕事奮闘記が必要?このミステリーにはどーしてもこの前半が必要なのだ。
必ずこの幼稚園教諭としての凛の奮闘振りが繋がっていくはず…と、後半に入ると読書のスピードが一気に加速!(やっぱりミステリー好きなんだなぁ…と思いながら)
いや〜面白かった!
こういう展開なんだ!どんでん返しは1回に終わらず後半にも…
中山七里さん、面白いですね。
些か幼児の行動や言動がリアルさを欠く部分もあるけれど、そこはもう、展開の面白さでカバー(笑)

解説を参考に…まだ読んでいない「おやすみラフマニノフ」、シリーズ途中で頓挫してしまった「御子柴シリーズ」の再読を決意!

積読本は永遠だ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月3日
読了日 : 2023年10月3日
本棚登録日 : 2023年10月3日

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