身代わり伯爵の挑戦 (角川ビーンズ文庫 64-3)

著者 :
  • 角川書店 (2007年12月1日発売)
3.94
  • (53)
  • (65)
  • (59)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 420
感想 : 33
4

パン屋の娘ミレーユと双子の兄の親友リヒャルトが巻き起こす西洋風恋愛物語。

パン屋の跡継ぎ対決で負けてしまったミレーユはアルマテリスに誕生日パーティのために行くことに。
ちょうどその日が聖誕祭と重なって、想い人の髪の色と同じ色のショールをプレゼントする慣わしがあるとか。リディエンヌに誘われてショールを編んでいたら盗賊集団の「ランスロット」に襲われ毛糸とあみかけのショールを盗まれてしまう。そのランスロットの本当の狙いはマリルーシャ公女。狙われたのは偽者だけれど、本物は、リヒャルトの妹のセシリアだった。

たった一つのお願いを「妹と暮らせますように」と願うミレーユの健気さにぐっとくる。
やっぱり両想いなのにすれ違うのは見ていて楽しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2011年10月23日
読了日 : 2011年10月23日
本棚登録日 : 2011年10月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする