銀色のマーメイド (中公文庫 ふ 48-2)

著者 :
  • 中央公論新社 (2018年9月21日発売)
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本棚登録 : 998
感想 : 87
5

めちゃくちゃよかった…
マカン・マランの前に読みたかったような、あれを読んでたからより楽しめたような……って思いながら読み終わって最後のページめくったら、『快晴フライング』の改題、加筆修正ってあって、まじ?!となった
読んだことあるやん……
全く覚えてなかったけど、たしかにこのオチ知ってた気がする…
読んでる途中で思い出さなくてよかった…
それに、6年前とは違う、今だからこそわかること、思うことがたくさんあるよね。
それだけちゃんと大人になれてるってことかな。みてる世界は広がってるかな。

ちょこっとしか出てこないけど睦子ママがいい。
それに、やっぱり青春ものはいいね。たまらん。どうしたって集団で生活しなくてはならない学生時代だからこそ生きづらさはたくさんあるけど、だからこそ、リレーが、集団競技が、輝くんだよなぁ

『自分で自分を否定して、一体なにが残るんだよ』
古内一絵の物語にはどれも根本にこれが流れてる気がする。全面的同意だし自己肯定めちゃ高い方だと思うけど、でも『誰だってそうじゃねえの?』って言えてしまえる龍一が私も羨ましいよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青春小説
感想投稿日 : 2021年2月20日
読了日 : 2021年2月20日
本棚登録日 : 2021年2月20日

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