十角館の殺人(4) (アフタヌーンKC)

  • 講談社 (2021年10月21日発売)
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感想 : 6
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半年前に謎の焼死を遂げた建築家・中村青司が島に建てた十角館。そこを訪ねたミステリ研メンバーを襲う連続殺人もいよいよ佳境に!手がかりはすべて示された。あなたは真相に辿り着けるか?!

原作で話の筋は知っていても、絵の迫力に圧倒される。表情や吹き出しでの明暗の使い分け、議論のスピード感、殺人が進むにつれて広くなっていく十角館の空白の魅せ方も上手いよね。原作とは違い、メガネを着けることで謎を解く決意を新たにするシーンも熱かった。こういう部分も目が離せないよね。

原作とは違う千織が死んだ原因についても明らかになってきた。まだ伏せられているカードもあるので、ここがどう結びついてくるのか気になる。謎が明かされていくたびに、謎が深まる十角形の迷路。島と本土。断絶された仲間が辿り着いた道の果て。読者だけがすべてのヒントを与えられている。

いよいよ次巻がラストということで、どう魅せてくれるのか期待しかない。このまま館シリーズを漫画化していってくれないかなと淡い期待も抱きつつ、来年を楽しみにしてます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2021年10月22日
読了日 : 2021年10月22日
本棚登録日 : 2021年10月22日

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