封神演義 14 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社 (1999年4月2日発売)
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感想 : 19
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楊戩救出のため、金鰲島内部へと侵入した太公望たち。そこに立ちはだかるのは可愛いカピバラ!ではなく孫天君だった!オモチャの世界「化血陣」。ゲームに負ければオモチャにされる異空間で知恵比べが始まる!

金鰲島内部のデザインがなんと近未来的!十絶陣の空間も面白くて好き(ただし入ったら死ぬ)。SFやファンタジーのエッセンスを存分に取り入れ、斬新に解釈して描かれる世界観が素晴らしい。もはや地獄のアミューズメントパークと化している(笑)

敵のアジトに入ったらまずはゲーム対決だよね!ジョジョや幽白といったジャンプ作品を踏襲するかのような展開が楽しい。もちろんこの作品でも一筋縄ではいかないデスゲームに仕上がっている。化血陣での化かし合い。血を流したことが鍵になるとはなんて皮肉。そこからの玉鼎真人と楊戩の師弟愛が心に突き刺さる。血の雨に打たれながらも必死に前を向く玉鼎真人の瞳は忘れられない。

一方、地上から金鰲島へ侵入した黄飛虎たち。吸い込まれた董天君の風吼陣がまたえげつない。絵面的にはシュールで弱そうなのに、殺意が凄すぎる。飛刀がいなかったらと思うとゾッとするね。さらに、太公望チームも袁天君とエンカウント!死闘は続く!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2022年3月12日
読了日 : 2022年3月12日
本棚登録日 : 2022年3月12日

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