DEATH NOTE (3) (ジャンプ・コミックス)

  • 集英社 (2004年9月3日発売)
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本棚登録 : 4802
感想 : 146
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監視カメラを通しての対決!Lを完全に欺ききったかと思いきや、まさかの大学デビュー。二人の頭脳戦はより熾烈を極めていく。そこに一石を投じたのは、さくらTVに届けられたビデオテープだった!

監視カメラの数も異常ながら、「こんなこともあろうかと仕込んでました」という月の回避策の数々がすさまじい。ダメ押しのコンソメポテチ作戦。執念がすごすぎる。でも、液晶テレビの購入や仕込み時、ゴミ捨て後に袋を確認されたらバレそうではある(ベランダからチェック入れてるから、もしもの時は間違って捨てちゃいましたみたいに回収するのかな?)。

そして、大学デビュー!ここで先手を打つLに脱帽。自ら名乗るまではあり得そうだけど、さらにそこまで言っちゃうんかい!という隙を生じぬ二段構え。月の手筋を見事に封殺するところが上手い。そこまでされてもLの前では動揺を見せず、尻尾も出さない月の精神力もまさに神レベル。その分だけ一人でいる時のリアクションに熱が入ってて面白い。

膠着状態かと思われた中に放り込まれたビデオテープ。二人にとっても予想外の方向からきたメッセージ。キラの能力を持ちながら、まだ見ぬ第三者。それを先に発見し、利用できるのははたしてどちらか?!

頭脳戦の中で父が発した「悪いのは人を殺せる能力だ そんな能力を持ってしまった人間は不幸だ どんな使い方をしても人を殺した上での幸せなど真の幸せであるはずがない」という言葉が突き刺さる。この言葉を月はどんな気持ちで聞いたのだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2022年4月24日
読了日 : 2022年4月24日
本棚登録日 : 2022年4月24日

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