チェンソーマン 2 (ジャンプコミックス)

著者 :
  • 集英社 (2019年5月2日発売)
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本棚登録 : 3846
感想 : 81
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「胸を揉む!」
その煩悩も極めれば人を救う力となる?!ここまで頭のネジがぶっ飛んでると清々しい(笑) コウモリの悪魔との死闘も大迫力!個人の夢に偉いもくだらないもないのかもね。

「命は平等に軽い」と感じていたパワーがニャーコを助けようとひた走る!その果てに産まれ直したような構図が血みどろなのに美しい。そこからの息をつかせぬ展開!アキの魅せ場がカッコいい!大ゴマの使い方が強い!破壊によってのみ描かれる銃の悪魔の姿なき恐怖にも圧倒される。

マキマが願い事を何でも一個叶えてくれる権利を得るため、銃の悪魔を追うデンジ。森野ホテル終わらない8Fの謎。キャラがいい意味で取っ散らかってて飽きない。
「アイツは服についてるガムに気づかず生きていくんだ」
バディである姫野を殴った人にやり返したアキの言葉も印象深い。自分にもいつの間にかついてるガムがあって、気づかず生きているのかもしれないよなと。つけられるのではなく、教えてもらえる人でありたいのは理想すぎるか。

「ずっと追いかけていたモンをやっと掴んだんです でもいざ掴んでみるとそんなモンは…俺が思っていたより大した事なくて……もしかしたらこれから俺がまた何か違うモンを追いかけて掴んだ時もっ 追いかけてた頃のほうが幸せだったって思うんじゃねえのかって…」

ここだけ切り抜くとめちゃくちゃいい話に聞こえて面白い。でも、真理でもある。しかも彼はまた追いかけさせられている。それは幸せなのだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2022年9月4日
読了日 : 2022年9月4日
本棚登録日 : 2022年9月4日

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