黄巾の乱と朝廷内の争いによって、漢王朝は滅びようとしていた。漢王朝の血筋でもある劉備は関羽、張飛と桃園の誓いで義兄弟となり、義勇軍を旗揚げする!黄巾賊を倒すため、劉備たちは苦しき道の上で転戦を繰り返していく。
小学生の頃に全巻読んで、三国志の魅力にどっぷりとハマった思い出がある。横山光輝先生の描くマンガは、バトルの躍動感、ドラマの熱さ、歴史の渦に飲まれていく武将たちを生き生きと映し出していてどんどん読めてしまう。黄巾の乱の最中には曹操、董卓との顔合わせもあってワクワクさせられる。
張角は仙人に釘を刺されたのに、思いっきり私利私欲のために黄巾賊を使っていて、おいおい!ってツッコみたくなる。薬を与えていたところまでで止めておけばよかったのに。ただ、朝廷内や官側が腐敗していたのも確か。活躍しているのに、まったく認められることがないことに怒りを覚える張飛の気持ちが痛いほどわかる。その気持ちは後に取っておいてくれ(笑)
たいまつ奇襲作戦や、鉄門峡の死闘は読み応えあった。張宝の「死神につかれた軍がまた地獄に行きたくてやって来る さあ者ども 冥途の門を開いてやれ」の中二病感が大人になった今でも大好き。関羽、張飛の武力は群を抜いていて、一刀両断という言葉が似合い過ぎる圧倒的な強さ。でも、張飛は危なっかしいんだよなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
漫画
- 感想投稿日 : 2022年10月4日
- 読了日 : 2022年10月4日
- 本棚登録日 : 2022年10月4日
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