ブラック奨学金 (文春新書 1112)

著者 :
  • 文藝春秋 (2017年6月20日発売)
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感想 : 19

旧育英会の奨学金って、返済しきれなくなる人が多いとか自己破産するところまで行ってしまう人もいるとかよく聞きますけど、そこらへんのサラ金より性質が悪いものなんですね…… 

私が進学する時は、親は奨学金を申請してほしそうでしたけど、実家の収入がそこそこあるのを知っていたので、「経済的に厳しい」と言って申請するのが嘘を吐くみたいで気持ち悪かったので、申請しませんでした。大学を4年で卒業することができなかったし、卒業後は職を転々とすることになったので、奨学金申請しなくて正解だったな、親の言うこと聞いてなくて良かった、と思っています(親は大変だったかもしれませんが、結局、現在に至る借金はありませんし、借りる必要はなかったんだと思う)。

「借りといて返さない奴が悪い」「返さなければならないのはわかっていたはずだ。『返せない』などと言うのは甘え」的な自己責任論がヤフコメ辺りだとよく見られるので、なんだか嫌ですね……

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教育
感想投稿日 : 2018年8月5日
読了日 : 2018年7月31日
本棚登録日 : 2018年8月5日

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