このひとの書くファンタジーは好きです。ファンタジーである根底の、日常からの逸脱が悲しいから。本質的に、何らかの責務と孤独を背負っていることをきちんと示してくれるから。
遥のような力をもつ者の苦しみと絶望と、それゆえに選ぶ道とその先の光を、こういう言い方は変かもしれないけれど、等身大に描いているような気がするから。
最後、涙が止まりませんでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
恩田陸
- 感想投稿日 : 2011年9月1日
- 読了日 : 2003年9月16日
- 本棚登録日 : 2003年9月16日
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