1992年のいわゆる平成ゴジラ。別所哲也と小林聡美主演。特撮にそれほど思い入れはないけれど、やはりCGを使わないミニチュアの手作り感は良いものだ。本作ではラストに破壊される横浜の街に6000万円もかけたらしい。この間観た『巨神兵東京にあらわる』もミニチュアの出来は素晴らしかったけど、デジタル合成で爆発やビームをごまかしてしまったところがもったいなかった。巨神兵デカすぎたし。ミニチュアが火薬で破壊されるあの独特の質感は、リアルさが大切なのではなく、一種の様式美なんだろう。ストーリーの方はインディージョーンズのパクリも、夫婦の離婚問題も、環境保護のメッセージも必要なかった。怪獣もバトラなど登場させずに、ゴジラとモスラの対決に絞った方が引き締まっただろう。☆3
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カテゴリ:
パニック
- 感想投稿日 : 2014年9月20日
- 読了日 : 2014年9月20日
- 本棚登録日 : 2014年9月17日
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