第2次と比較すると日本ではあまり注目されることのない第1次世界大戦。しかし、歴史の中の位置付けとしては、近代から現代への転換点として認められているとか。
本書では以下の変化がこの大戦によってもたらされたとしている。
(1) ヨーロッパ中心主義的世界から多元世界へ
国際連盟の成立。
(2) 帝国から国民国家へ
ア オーストリア、ロシア、オスマンなどの帝国が解体と、新興国民国家の成立。
民族運動の指導者たちは大戦中兵士として動員されたことで、ヨーロッパで見聞を深めることができた。
イ 戦死者墓地、慰霊祭、大戦記念日を通した被害意識の共有。
(3) 公的領域・政治への国民参加。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2015年4月6日
- 読了日 : 2015年4月6日
- 本棚登録日 : 2015年4月6日
みんなの感想をみる