人間、ジャム、戦闘知性体、そしてロンバート。各者の思惑が入り乱れる量子論的な世界で翻弄される零がかわいい。今回はドンパチはほとんどなく、禅問答あるいはミステリ的論理パズルのような思考劇が主。なのだけれど、雪風が人間との積極的な接触を開始するところでもう笑いが止まらなかった。来たよ来たよついに!!その意味で『雪風は、会議を望んでいます』がハイライトなわけです。被造物である機械知性体が人間をある部分では凌駕しつつもやはり単独では目的を遂げられないことを知り、協力関係を申し出る。ここに燃えずしてどこに燃えるか。
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- 感想投稿日 : 2013年9月7日
- 読了日 : 2012年5月6日
- 本棚登録日 : 2013年9月3日
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