この人と結婚していいの?(新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年12月1日発売)
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感想 : 14
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私自身、交際中の相手とちょっとしたすれ違いがあり、悩んでいたので、どうしたらいいものか…と思い読んでみた。

文章も読みやすく、どんどん一気に読み進められた。

男性脳と女性脳は根本的に違う。
全く違う生き物。
結婚するということは、
相手がどれだけ違う生き物なのかを発見し、話し合い理解しゆるし、違いをすり合わせていく作業である。

今の自分に必要なことがたくさん書かれていた。

・結婚とは、理想的な人に出会う、見つけるものではなく、理想的な人になっていくこと。
・それも、相手に理想的な人になってもらうのではなく、
自分が理想的な人になるということ。
・この共通の認識を持っておくことが大切。
・そうしないと、片方がずっと耐えて、片方が要求し続けることになってしまう。

これを結婚する前に準備しておく。

●感想
自分の価値観、考え方、捉え方、感情、育った環境、バックグラウンド、何もかも、おんなじ人なんていない。
違いがあって当たり前。
そんな中で、いかに相手と話し合い、相手を理解し、ゆるしていくのか。

「アガペー」無条件の愛、相手からの見返りを一切求めない愛。
相手を無条件に受け入れ、尊敬し、愛を与え続ける。

相手を傷つけないように、言葉を選んで優しく自分の要望を伝えたつもりだったが、それは優しさでも愛でもなく、自分のためのエゴだったんだと思った。それが続けば、相手に重荷を与えてしまう。

お互いに、『すれ違い』を理解し、話し合い、ゆるしていく、そんな関係性になりたいと強く思った。

結婚する前に、この本を読めてよかったです。

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感想投稿日 : 2023年1月7日
本棚登録日 : 2022年12月17日

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